血圧を下げる方法20mmHg

血圧を下げるお酢の比較表

お酢の名前 価格 効能
ミツカンマインズ黒酢
⇒ミツカンマインズ黒酢
421円 トクホ認定の黒酢でそのまま飲むタイプ
アップルサイダー酢
⇒アップルサイダー酢
1,950円 アメリカのセレブで人気
LIONのトマト酢
⇒LIONのトマト酢
173円 消費者庁から誇大広告で注意
穀物酢
⇒穀物酢
315円 料理には米よりも穀物が血圧を下げやすい

トクホでは酢酸の成分が血圧を下げる

特定健康用食品のマーク

消費者庁の許可を得て健康の効能の表示ができるものをトクホと呼ばれてスーパーなどで市販されています。 普段の数値が高めの方に適する食品としては2024年現在では「14種類の成分」のいずれかが使用されていて、消費者庁で認可を受ければトクホの「人が手を挙げた」マークを付けることができます。 酢酸も血圧を下げる働きがあるということで14種類の内の一つであり、ペプチド類が多い中で普段の食事でも摂取しやすい成分なので気になる方が多いようです。

トクホ認定14種類の原料


お酢が血圧を下げる食品に指定された理由は、血管を拡張して血管の抵抗が緩和されるということです。 リンゴ酢、米酢、雑穀酢など種類が多数あり、どれでも効果があるかというとそうでもなく、個々の製品や成分によっても大きな違いがあるようですので詳しく説明していきます。

参照:血圧が高めの方の食品 | 公益財団法人 日本健康・栄養食品協会

特定保健用食品のマインズは酢酸で初めて登録されました

マインズのリンゴ酢

ミツカンが発売したマインズは血圧を下げる酢の種類として2005年に厚生労働省のトクホに正式に認定されました。 ミツカンが実証した効果としては、上記画像のものを1日1本6週間飲み続けることで100人の被験者で平均で10~15mmhgの低下が見られました。 この実験を受けて「マインズ」だけではなく、市販のお酢を20ml毎日摂取するだけで血圧を下げる方法になりますと言われております。 但し、継続して止めたり飲まなくなると元通りに戻ってしまうので根本解決の方法ではないとのことです。 ダイエット成功後のリバウンドのように開始前より反動で高血圧になることは一切ないようです。 マインズは現在ではペットボトル1,00mlで10日分で500円ほどの価格で店頭販売されています。


またミツカンでは、普段が正常値な人でも同様の実験を行ったのですが血圧が下がることはなく変化が大きくなかったということです。 お酢は温めても熱しても効果の程度に差はないので、飲むのが苦手な人は料理に加熱して少量ずつ摂るようにしましょう。

黒酢がACE阻害活性で血圧を下げるという実験結果

黒酢

人間の体の原理で、アンジオテンシンIIというものが体内で生成されると連動して自動で血圧が上昇するようになっております。 このアンジオテンシンIIを生成させないようにする抑制する物質をACE阻害活性と呼び、黒酢に血圧を下げる効果が本当にあるかという実験が各所で行われてきました。 最初は1985年と30年以上前に行なわれていてACE阻害活性の作用が医学的に認められました。 最近でも日本食品科学工学会誌で発表された内容で、特に大麦黒酢が血圧を下げるACE阻害活性があると実験結果が記事として載ってました。 せっかくお金を出してお店で購入するなら「米」ではなく、「大麦」が原材料の黒酢にした方がより良い効果が自分の身体にあるということだそうです。

アメリカでは アップルサイダー酢が血圧を下げると人気

Braggオーガニックアップルサイダー

お酢が血圧を下げる効果があるのかをアメリカでは愛用されているのか体験談を調べましたらアップルサイダー酢というのが通販ランキングで人気なようで、日本でもAmazonで海外個人輸入で購入できます。 ダイエット、健康、美容などのセレブ御用達のスーパーフードというキャッチコピーで昔から巷で人気があるようです。 本当に効果があるとアメリカ本土では信じられているかどうかを海外の口コミサイトを更に詳しく調べたところ本物の医師の善意の書き込みで「臭いで食欲が無くなるので結果的に痩せたりする」食欲抑制作用でしかないという意見もありました。 わざわざお金を出して海外個人輸入してまでしなくても、日本でも血圧を下げる素晴らしい酢の種類は他にも多くあります。

LIONのトマト酢が消費者庁から誇大広告で注意

消費者庁の特定保健用食品に認定されている歯磨きで有名なライオンの「トマト酢生活トマト酢飲料」という商品で2016年春のニュースです。 新聞の欄には「上も下も血圧を下げる働きがある」「薬に頼ることなく血圧対策」と書いてありましたが、消費者庁はこの商品だけで改善する効果はないと明確に断定しました。 トクホに正式に認められているのに効果が無いというのは臨床データが不十分だということでしょうか。 新聞には90名を2グループに分けて、酢で血圧を下げる効果があるかを1年間行いその結果を比較してグラフにして載せてました。 誇大広告なのか、元来の効果が一切なかったのかが気になります。

青森県立大学の研究結果で雑穀酢を温めたのが効果がある

米酢と穀物酢

お酢の原料となるものは「雑穀(小麦)」「お米」「りんご」「ぶどう」が主に近所のスーパーや八百屋で普通に見かけるどこでも販売されているものです。 青森県立大学では、どの種類が血圧を下げる効果がある酢なのかを研究室で実験したところ、実は雑穀が一番だったと論文形式で結果発表しています。 その次に食事用として加熱したものと常温のものとの比較では加熱した方がより効果があったという意外な結果でした。

市販のお酢が血圧を下げるのは、アンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACE)という降圧剤と同じ作用で一酸化窒素を血管内で発生させて幅を広げることで流れが良くなるという仕組みです。 国立栄養研究所では、製品や種類によって効果があったりなかったりして一概に善し悪しを断言して言うことはできないが、トクホに認定されているものは検査されたものなので信頼できると言っております。 健康の為に毎日欠かさず飲もうという方は1日20mlの雑穀酢、もしくはトクホのマークがある市販もされている飲料がお勧めになります。 健康食品として色々ありますが、この2つが合っています。

矢印 【消費者庁が認定】血圧が高めの方のお茶一覧

血圧でなく腸内環境としてトクホに認定されているお酢に注意

◆ 天寿りんご黒酢|坂元醸造

天寿りんご黒酢

Amazonの口コミでも勘違いしている人が多いですが、天寿りんご黒酢のトクホのマークの下には「腸内のビフィズス菌を増やし、お腹の調子を良好に保つ」と商品に記載されています。 所謂トクホというのは、消費者庁が決めた特定成分さえ入っていれば企業は申請できるので、お酢なのにオリゴ糖を入れるという紛らわしい販売方法は惑わす意図があるように思えてしまいます。 天寿りんご黒酢以外にも「ニューまるしげげんきっす」というお酢も血圧を下げるトクホではなく、ガラクトオリゴ糖を含めることでトクホの認定をされています。 販売価格は安くはなく、薄めて毎日飲むとなると金額は月に4,000円くらい掛かる計算になるのでよく見てから熟慮のうえ購入するようにしましょう。

お酢が血圧を下げる効果があるかは判明してない

実験結果がバラバラ

トクホで「血圧が高めの方に適した食品」と記載できるくらいなので確実にお酢が血圧を下げる結果になるかというとそうでもないです。 国立栄養研究所という公的機関での発表では、国内で信頼できる実験が行われて全部で7回中2回だけ成功したとの記載になってます。 お酢の摂取量や血圧の高い低いの関連性は分からず、効果があるかどうかが不明というのが国立栄養研究所の見解です。

トクホでは企業がお金を出して実験して実際に有用であれば認定を貰えるので、何回かチャレンジすればお酢で血圧を下げる効果があると言い切れる数値がでるのでしょうか。 上記に実験で成功した2回は「りんご酢」と「酢酸」で、変化が最も無かったのは「トマト」でした。 チャレンジするとしたらスーパーなどの市販のトマト酢でない方が良いのかもしれません。

ためしてガッテン(NHK)ではお酢が直接血圧を下げるわけではないという放送

タコの酢の物

健康のNHKの番組でためしてガッテンではハンドグリップに続いて、血圧を下げるにはお酢が効果があるのか実験が行われました。 結果としては10mmhgも下げることができたのですが、説明によるとお酢の直接の作用ではないとのことです。 本来なら味付けに物足りなさで醤油を使用して塩分を摂取してしまいます。 醤油の代用としてお酢を使えば減塩の効果になり血圧を下げることになるという理屈です。 海外の大学機関でもお酢が直接作用する記録はどこにもないと言っているので、醤油の代わりに使用して減塩になるというのが正解なのでしょう。 減塩以上に今回の番組ためしてガッテンで血圧を下げたのが、ハンドグリップの効果になります。

お酢は飲まなくなったら血圧が高くなってしまいます

お酢

血圧を下げる薬と同じで、根本解決ではなく血管を一時的に拡張する働きがあるだけなので、酢酸を飲むのを中止すれば元通りになってしまいます。 毎日欠かさず飲み続けれれば良いですが改善される訳ではないので、永遠に20ml毎日飲むことになります。 降圧剤の方が1錠で済むので飲みにくさもないので、お酢で血圧を下げる効果よりも薬の方が確実であります。 ちょっとした食事の材料として使うかどうかの軽い気持ちの選択には向いてますが、薬を飲まないでいる代用には向いておりません。


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